
ドラム式洗濯乾燥機を調べていると、
「せっかく高いお金を出すなら新型の方がいいのでは?」
と考える人も多いと思います。
私も最初から型落ちを買うつもりだったわけではありません。
各メーカーの新型・旧型を比較し、家電量販店を回って店員さんから話を聞く中で、
わが家の場合は型落ちで十分
という結論になりました。
実際に購入したのは、SHARPの最上位モデルES-X12Cです。
新製品への切り替わり時期に型落ちとして購入し、約1年ほぼ毎日使っていますが、今のところ
「新型にしておけばよかった」
と思ったことはありません。
むしろ、次に買い替えるとしても私は間違いなく、
型落ちの最上位モデル
を候補にします。
ただし、すべての人に型落ちがおすすめだとは思いません。
大切なのは、
新型で追加された機能に、自分はいくら払えるのか
を考えることだと思っています。
価格差15万~20万円は、2025年10月19日のES-X12C購入にあたって筆者が比較した時期・店舗での実体験です。現在の価格差や、どの店舗でも同じ条件で購入できることを示すものではありません。
この記事で分かること
- ES-X12CとES-12X1の共通点と変更点
- 追加機能と価格差をどう考えたか
- 型落ちの買い時と購入前に確認したいこと
最初から型落ち狙いだったわけではない
ドラム式洗濯乾燥機を探し始めた当初は、新型と型落ちを特に分けて考えていませんでした。
Panasonic、SHARP、日立、東芝などを比較しながら、複数の家電量販店を回りました。
そこで何人かの店員さんから聞いたのが、
「近年のドラム式洗濯乾燥機はかなり完成度が高くなっているので、1年前のモデルでも基本性能が大きく変わらない場合がある」
という話でした。
もちろんメーカーやモデルチェンジの年度によって違います。
新型で大きく進化する年もあるため、一概に「型落ちで十分」とは言えません。
ただ、
毎年必ず新型を選ばなければ大きく性能で劣るわけではない
と知ったことで、型落ちも積極的に比較するようになりました。
店員さんの説明は購入時に聞いた内容です。すべての新旧モデルに当てはまるメーカーの公式見解ではありません。以下では、SHARPの公式仕様と分けて確認します。
実際にSHARPの新旧モデルを比べるとどうだった?
私が購入したES-X12Cは2024年モデルです。
その後、2025年モデルとして後継のES-12X1が登場しました。
メーカー公式情報で主要仕様を比較すると、日常的な洗濯乾燥に関わる部分には共通点が多くあります。
| 項目 | ES-X12C(2024年モデル) | ES-12X1(2025年モデル) |
|---|---|---|
| 発売年 | 2024年 | 2025年 |
| 洗濯容量 | 12kg | 12kg |
| 乾燥容量 | 6kg | 6kg |
| 標準の洗濯~乾燥時間(6kg) | 約150分 | 約150分 |
| 洗濯~乾燥時消費電力量(6kg) | 590Wh | 590Wh |
| 洗濯~乾燥時標準使用水量(6kg) | 49L | 49L |
| 乾燥方式 | ハイブリッド乾燥NEXT | ハイブリッド乾燥NEXT |
| 液体洗剤・柔軟剤自動投入 | あり | あり |
| 乾燥フィルター自動お掃除 | あり | あり |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ、ホースを含む) | 640×739×1115mm | 640×719×1120mm |
表が画面に収まらない場合は、表の中を横にスクロールできます。
洗濯容量、乾燥容量、標準の洗濯~乾燥時間、洗濯乾燥時の消費電力量・使用水量など、私が重視する主要スペックは共通していました。一方で、新型には新しい機能やデザイン変更もあります。
表はメーカー公表値の比較です。同じ環境で両機を実測した結果ではなく、実際の運転時間・消費電力量・使用水量は衣類や使用条件で異なります。寸法は幅に排水ホース、高さに給水ホースを含みます。
出典(2026年10月8日確認):ES-X12C 仕様/寸法、ES-12X1 仕様/寸法。発売年:2024年ニュースリリース、2025年ニュースリリース。
新型にもちゃんと進化点はある
型落ちを選んだからといって、新型を否定するつもりはありません。
新型ES-12X1には、タオルケアコースや生成AIサービスへの対応、本体デザインの刷新など、新しい要素があります。
外形寸法の奥行は739mmから719mmへ20mmコンパクトになっています。一方、高さは1115mmから1120mmへ変わるため、設置できるかは幅・奥行・高さを合わせて確認したいところです。
ここでの「新型」は購入当時に比較した2025年モデルを指し、現在の最新モデルという意味ではありません。
こうした機能を魅力的だと思う人なら、新型を選ぶ理由になります。
重要なのは、
新しい機能があるかどうかではなく、その機能を自分が使うかどうか
だと思っています。
新機能をよく使いそうなら新型を買う。
ほとんど使わないと思うなら、その機能に高い金額を払わず型落ちを選ぶ。
私はこの考え方で家電を選ぶようになりました。
追加・変更点の出典:SHARPの2025年発表。生成AIサービスの内容・利用条件は公式スマホ連携ページをご確認ください。
わが家には新型で絶対に欲しい機能がなかった
ES-X12Cを購入するとき、新型との違いも確認しました。
しかし、
「この機能があるなら15万円高くても新型にしたい」
と思えるものはありませんでした。
これは新型の機能が悪いという意味ではありません。
単純に、
わが家の使い方では必要性が低かった
ということです。
普段欲しかったのは、
- しっかり洗える
- そのまま乾燥までできる
- 大容量
- 洗剤と柔軟剤を自動投入できる
- 乾燥フィルターのお手入れが楽
という機能でした。
これらはES-X12Cですでに満たしていました。
最大の違いは価格だった
私が購入した時期は、新製品が発売された後のモデル切り替え時期でした。
店舗では旧モデルの在庫を販売している時期で、SHARP ES-X12Cの価格がかなり下がっていました。
当時私が比較した範囲では、新型と型落ちで
15万~20万円程度
の価格差がありました。
これは現在の販売価格を示すものではありません。
あくまで私が購入した時期・店舗での実体験です。
しかし、この価格差を目の前にすると、
「新型で追加された機能に15万~20万円払うか?」
という考え方になります。
私の場合、その答えはNOでした。
「何万円差なら型落ち」とは決められない
型落ちの記事を見ると、
「5万円差なら型落ち」
「10万円差なら旧型」
といった基準を作りたくなります。
しかし、私は金額だけで決めるべきではないと思っています。
見るべきなのは、
新しく付いた機能と価格差のバランス
です。
たとえば、新型に5万円高くても絶対に使いたい機能が追加されているなら、新型を選ぶ価値があります。
反対に10万円安くても、自分にとって重要な機能が旧型にはないのであれば、型落ちを選ぶべきではありません。
「何万円安いか」より、
その差額で何が手に入るのか
を見ることが大切だと思います。
私なら「型落ち最上位」と「新型中位」なら型落ち最上位を選ぶ
もし、
「型落ちの最上位モデル」
と
「新型の中位モデル」
が同じくらいの価格だったら、私は型落ちの最上位モデルを選びます。
最上位モデルには、その世代でメーカーが投入した主要な便利機能がそろっていることが多いからです。
実際、ES-X12Cでも、
- ハイブリッド乾燥NEXT
- 自動投入
- 乾燥フィルター自動お掃除
- 大容量12kg/6kg
など、わが家が必要としていた機能がそろっていました。
新しいか古いかだけではなく、
そのモデルがどのグレードなのか
も比較する価値があると思います。
約1年使って型落ちで困ったことはない
ES-X12Cを約1年、ほぼ毎日使っています。
今のところ、
「型落ちだから困った」
と感じたことはありません。
故障やエラーもなく、乾燥性能の低下も特に感じていません。
洗濯、乾燥、自動投入、フィルター掃除など、日常的に使う機能には十分満足しています。
購入当時に心配していなかったことも含めて、現在も型落ちを選んだことへの後悔はありません。
型落ちを狙うなら新型発売後が一つのチャンス
今回の購入経験から、型落ちを狙うなら、
新製品が発売され、旧モデルを店舗が売り切ろうとしている時期
はチェックする価値があると思います。
私もこのタイミングで購入しました。
新型が発売されると、店舗では旧モデルの在庫を減らしたい事情があります。
そのため価格が下がることがあります。
ただし、型落ちは在庫がなくなれば終了です。
値下がりを待ちすぎると、
- 希望する色がない
- 右開き/左開きが選べない
- 欲しい店舗から在庫がなくなる
という可能性もあります。
価格だけを追い続けるのではなく、
自分が納得できる価格になったところで購入する
ことも大切だと思います。
型落ちがおすすめだと思う人
以下のような考え方の人には、型落ちが合いやすいと思います。
- 新旧モデルの機能を比較できる人
- 新型だけの機能が自分には必要ない人
- コストパフォーマンスを重視したい人
- 最上位モデルをできるだけ安く買いたい人
- 1年前のモデルでも気にならない人
特に、
「新しいから新型を買う」
のではなく、
「必要な機能がある方を買う」
と考えられる人には、型落ちは有力な選択肢です。
新型を選んだ方がいい人
一方、新型の方が向いている人もいます。
- 新型で追加された機能を使いたい人
- 新しいデザインが気に入った人
- 設置性など新型で改善された部分が重要な人
- 最新モデルを買った方が気持ちよく使える人
- 型落ちを買うこと自体に不安を感じる人
家電は毎日使うものです。
「やっぱり新型にしておけばよかった」
と後悔しそうであれば、新型を選ぶのも十分合理的だと思います。
安心感も、家電を選ぶうえでは一つの価値です。
型落ちを買う前に確認したいこと
購入前には少なくとも、
- 新旧モデルの機能差
- 価格差
- 設置寸法
- 右開き/左開き
- 在庫
- 保証内容
を確認してください。
特にドラム式洗濯乾燥機は大型なので、本体価格だけで決めず、設置できるかどうかを確認することが重要です。
次に買うとしても型落ち最上位を狙う
約1年使った現在、もう一度ドラム式洗濯乾燥機を買うならどうするか。
私の答えは、
間違いなく、また型落ちの上位モデルを狙います。
新型が発売されたら、まず新旧の違いを調べます。
そして、
「新型の追加機能を自分は本当に使うのか」
を考えます。
その機能に価格差だけの価値を感じれば新型。
感じなければ型落ち。
今後もこの考え方で家電を選ぶと思います。
結論|「型落ちで十分」ではなく「必要な機能がそろっていれば型落ちで十分」
ドラム式洗濯乾燥機は型落ちで十分なのか。
私の答えは、
自分に必要な機能がそろっているなら、型落ちは非常に有力な選択肢
です。
新型には新型の良さがあります。
新しい機能や改善点があり、それが必要な人なら新型を選ぶべきです。
一方で、型落ちでも自分が使う基本機能がそろっているなら、高い金額を追加してまで新型を買う必要がない場合もあります。
私はES-X12Cを型落ちで購入し、約1年使った現在も非常に満足しています。
そして、新型との価格差が15万~20万円程度あった当時の状況を振り返っても、
型落ちを選んでよかった
と思っています。
家電選びで見るべきなのは、
「新型か型落ちか」
ではなく、
「自分が必要な機能に、いくら払うのか」
だと思います。

